気になる相手や恋人と星座が隣同士だと分かり、「相性が悪い」「前の星座を全否定する」という説明が気になっている方へ。隣の星座という位置関係だけで、二人の相性が悪いとも、相手が自分を全否定しているとも決まりません。星座の並びと、実際の天体の角度、採用する占星術の手法を分けて読む必要があります。

魚座と牡羊座を含む12組を一覧にし、30度になる条件と、30度を読む方法・主要アスペクトだけを用いる方法の違いを紹介します。サインの象徴を比べる際の注意と、二人の希望を相談する会話例もまとめました。

隣の星座と相性の考え方

まず、何を比べているのかを確かめましょう。占星術で使う12星座の区画を「サイン」と呼びます。CHANIの解説では、太陽星座を生まれたときに太陽が通っていたサインと説明しています。普段の「私は何座」を太陽星座として比べるなら、二人それぞれの出生時の太陽のサインが対象です。ここでは、この太陽星座の隣接を入り口にします。

月星座どうしや、一方の太陽と他方の金星を比べる場合は、比較する天体が変わります。CHANIは太陽、月、水星、金星などに異なる象徴を割り当てています。太陽星座について読んだ説明を、そのまま別の天体の比較に当てはめないようにしましょう。

隣り合う12組と星座の円環

占星術のサインは、360度の円を12等分した、各30度の区画です。CHANIの出生図の解説では、これを天体の働きが表れるスタイルを示す象徴として説明しています。空にある実際の星座の広さが、どれも30度という意味ではありません。

その円の並びで隣り合うのが、次の12組です。左右の列は星座の順番を示しており、二人の役割を示すものではありません。

星座 次の星座
牡羊座 牡牛座
牡牛座 双子座
双子座 蟹座
蟹座 獅子座
獅子座 乙女座
乙女座 天秤座
天秤座 蠍座
蠍座 射手座
射手座 山羊座
山羊座 水瓶座
水瓶座 魚座
魚座 牡羊座

魚座の後は、円を一周して牡羊座につながります。魚座と牡羊座も隣同士です。どの星座にも前後の隣があり、たとえば牡羊座の隣は魚座と牡牛座になります。

この前後は円での順序です。人の上下関係や年齢、成長の段階を表すものとして扱わず、後の星座の人が前の星座の人の面倒を見るべきだ、と役割を決めないようにしましょう。

30度はサイン内の度数をそろえた比較

「隣の星座は30度」という説明は、隣接するサインの中で同じ度数の位置を比べれば成り立ちます。実際の二つの天体の角度を知るには、それぞれのサインのどこにあるかという位置が必要です。

違いを確かめるため、編集部で次の4つの仮定例を作りました。実在する二人の出生図(生まれたときの天体の位置を表した図)や、診断機能の計算結果ではありません。各サインを30度とする区分に沿って、牡羊座の始まりを0度、牡牛座の始まりを30度、魚座の始まりを330度と置きます。円上の二つの数値の差を出し、その差と「360度−差」の短い方を取ります。

同じ度数なら30度

牡羊座10度と牡牛座10度を比べると、円上では10度と40度です。差は40−10=30度。反対回りは360−30=330度なので、短い側の角度は30度になります。

境界を挟む位置なら2度

牡羊座29度と牡牛座1度なら、円上では29度と31度です。差は31−29=2度。反対回りは360−2=358度なので、短い側は2度です。

離れた位置なら58度

牡羊座1度と牡牛座29度なら、円上では1度と59度です。差は59−1=58度。反対回りは360−58=302度なので、短い側は58度になります。

魚座と牡羊座の境界も2度

魚座29度と牡羊座1度なら、円上では359度と1度です。数値の差は359−1=358度ですが、円をまたぐ側は360−358=2度。短い側の角度は2度です。

このように、隣り合うサインでも、天体がサイン内のどこにあるかによって角度は変わります。サイン名しか分からない場合に、二人の天体が正確に30度離れているとは言えません。

編集部の仮定例。牡羊座10度と牡牛座10度は円上10度と40度で短い側30度、牡羊座29度と牡牛座1度は円上29度と31度で短い側2度。同じ隣接でも角度は変わり、相性診断ではない。

また、2度や58度という数値だけから、一律にアスペクト名を決めることもできません。比較する天体と度数を確かめ、次に説明する手法の違いも分けて読みましょう。

30度を読む手法と主要アスペクトだけを用いる手法

アスペクトは、天体どうしの関係を象徴として読む占星術の用語です。角度の数値に加え、どの関係を解釈に用いるか、度数とサインのどちらで捉えるかにも方法の違いがあります。

30度をセミセクスタイルとして読むTimePassagesと、主要アスペクトだけを用いるCHANIは、その具体例です。隣の星座の説明が違っていたら、良い相性と悪い相性のどちらを信じるかを急ぐ前に、使っている方法を確かめてみましょう。

セミセクスタイルを読むTimePassagesの例

AstrographのTimePassages公式解説は、30度をセミセクスタイルと呼び、落ち着きにくさのある配置として説明しています。天体の働きが引き合い、調整に努力を要する一方、新しい情報を受け入れるという解釈も示しています。

これは、天体の働きについての占術上の解釈です。「引き合う」を、相手が自分に好意を持っている証拠へ置き換えることはできません。また、先ほどの算術例のように、サイン名が隣同士だからというだけでは、実際の二つの天体が30度離れているとは限りません。

30度を読む方法の一例として受け止め、隣接するすべてのカップルの不和や成功を予測する説明や、すべての占星術に共通するルールへ広げないようにしましょう。

主要アスペクトを用いるCHANIの例

CHANIの解説は、合、セクスタイル、スクエア、トライン、オポジションの主要5種のみを用いると明記しています。TimePassagesの30度の解釈を加えて、同じ方法として読むわけではありません。

さらにCHANIの公式ヘルプによると、アプリで出生図を読む際は、厳密な度数差ではなくサイン単位の関係を用います。隣接するサイン同士は、この主要5種の関係には含まれません。

先ほどの仮定例では、牡羊座29度と牡牛座1度の間は2度でした。しかし、CHANIの出生図の読み方では、サイン同士の関係で分類します。実際の角度が2度でも、その数値によってサイン単位の分類が変わるわけではありません。

CHANIは主要アスペクトを作らない状態を「aversion」と呼び、天体が互いを見られないという比喩で説明しています。これを「相手があなたを嫌っている」「あなたを全否定している」という本人の心理に変換しないようにしましょう。同じ解説にある二人の意思疎通の例でも、ずっと理解し合えないという意味ではないと説明しています。

なお、同じ公式ヘルプでも、現在の天体と出生図の位置を比べるトランジットには度数方式を用いると説明しています。一人の出生図の中で天体どうしを比べる場合、現在の天体と出生図を比べる場合、二人の出生図を比べる場合では、対象が異なります。二人の相性を扱う説明を読む際も、何を対象にした方法かを確かめましょう。

TimePassagesは30度をセミセクスタイルとして読む。CHANIは主要5種を用い、出生図ではサイン単位、トランジットでは度数方式を採用する。異なる提供者や対象の方法を分け、好意や将来の保証にしない。

12組の象徴の違い

隣り合うサインには、それぞれどのような言葉が添えられているのでしょうか。CHANIは各サインを、天体の働きが表れるスタイルとして説明しています。以下は、その短い定義を隣り合う12組に並べた編集部による対比です。CHANIが12ペアの相性を占断したものではなく、二人の性格がこの通りだと決める一覧でもありません。

牡羊座と牡牛座

牡羊座は自立して行動するスタイル、牡牛座は安定をもたらし、地に足をつけるスタイルとして示されています。

牡牛座と双子座

牡牛座の安定したスタイルと、双子座の好奇心があり、会話をするスタイルを並べた組です。

双子座と蟹座

双子座には好奇心と会話、蟹座には気遣いと感情を表すスタイルが示されています。

蟹座と獅子座

蟹座の気遣いや感情を表すスタイルと、獅子座の表現豊かで楽しませるスタイルの対比です。

獅子座と乙女座

獅子座には表現や楽しませる働き、乙女座には完成度を高め、分析するスタイルが示されています。

乙女座と天秤座

乙女座の完成度を高める姿勢や分析と、天秤座の周りに合わせる姿勢や公正さを並べた組です。

天秤座と蠍座

天秤座は周りに合わせ、公正さを重んじるスタイル。蠍座は神秘的で、深く探るスタイルとして示されています。

蠍座と射手座

蠍座の神秘的で深く探るスタイルと、射手座の快活で冒険的なスタイルの対比です。

射手座と山羊座

射手座には快活さと冒険、山羊座には規律と自制という言葉が添えられています。

山羊座と水瓶座

山羊座の規律や自制を重んじるスタイルと、水瓶座の知的ではっきりしたスタイルを並べた組です。

水瓶座と魚座

水瓶座には知的で明確なスタイル、魚座には感受性と創造性が示されています。

魚座と牡羊座

魚座の感受性や創造性と、牡羊座の自立して行動するスタイルが、円の終わりと始まりで隣り合います。

ここで比べたのは短い象徴の言葉です。違う言葉が並ぶことから、二人の共通点がない、前の星座を全否定する、必ず補い合えるとまでは言えません。本人に当てはまるかどうかは、実際の行動や希望を聞いて確かめましょう。

二人の違いと希望の確かめ方

星座の説明が気になったときは、相手の気持ちを推測する前に、実際にどの場面で違いを感じたのかを言葉にしてみましょう。「まだ行き先が決まっていない」は確認できる状況ですが、「私を全否定している」は、そこからの解釈です。

以下は、予定をすぐ決めたい人と、決める前に条件を確かめたい人を想定した、編集部作成の会話例です。特定の星座の行動を予測したものではありません。

「私は今日中に行き先を決めたいんだ。決める前に確かめたいことはある?」

「帰る時間を先に確認したい。そこが決まれば、行き先は今日選べるよ」

この例では、相手が先に帰る時間を確認したいことが分かります。決めるのが早いか遅いかだけでなく、決めるために何が必要かを話し合えます。自分が望むことを伝えたうえで、相手の優先事項を聞き、変えられるところと変えたくないところを二人とも話せるようにしてみてください。

相手が断ったときや、変えたくない条件を伝えたときは、その返答を受け止めましょう。片方だけが我慢する役を引き受けたり、占いの相性を理由に返答を変えさせたりする必要はありません。

占いの説明と実感が違っても、実感や本人の返答を脇に置かなくて大丈夫です。どの天体を比べたのか、サイン名だけの比較なのか、度数まで分かるのかといった説明の前提を確かめつつ、二人の関係については本人と相談していきましょう。

別の占いを使うときの機能と条件

隣の星座かどうかだけで、相手の好意や二人の将来は決まりません。位置、角度、採用する方法を分けて読み、相手の希望は本人に確かめましょう。

ほかの占いも読みたい場合、LOVETALKには無料の本命宿診断と宿曜相性診断があります。どちらも牛宿を含まない27宿・日本の旧暦表方式です。西洋占星術の天体の度数や、隣接するサインの30度を計算する機能とは別のものです。

本命宿診断は、自分の生年月日から、生まれた日に配当された宿を調べます。宿曜相性診断は二人の生年月日を使い、それぞれの本命宿から両方向の関係名と占星盤上の距離を表示します。ここでの距離は占星盤上の区分で、実際の居住地や交際期間、連絡頻度を表すものではありません。命・業・胎の関係には、この距離の区分を付けません。相性を点数や順位にする機能でもありません。

利用する場合は、西暦の生年月日を入力します。対応範囲は1931年2月17日〜2026年12月31日で、そのうち今日以前の日付のみ入力できます。日付の区切りは日本時間(JST)の0時です。いずれも会員登録、LINE追加、支払いは必要ありません。

海外出生の場合は、出生日時をJSTに直した日付が必要です。時差や夏時間の換算機能はなく、出生時刻が分からずJSTの日付を確定できない場合は、正確な入力日を決められません。診断ページの入力条件も確認してください。

利用は任意です。占いのために相手の生年月日を無理に聞く必要はありません。これらの占術は科学的な性格診断や未来予測として検証されたものではないため、読みものと会話のきっかけとして使い、相手の気持ちや将来の確定には用いないでください。