好きな男性に自分を知ってもらいたいけれど、まだほとんど話したことがない。あるいは、友人としては話せるものの、恋愛感情をどう伝えるか迷っている。この記事では、今の関係に合わせた会話や誘い方を紹介します。
まだ親しくないなら共通の出来事について短く話し、友人として話せるなら自分の関心や一緒に話す楽しさも言葉にしてみましょう。二人で会いたいという希望は具体的に伝え、相手の了承を受けてから予定を進めます。断りがあれば、働きかけを止めます。
本文中の会話や場面、相手の返答は、編集部が作成した成人同士の架空例です。自分が実際に感じたことや、その場の状況に合う言葉に置き換えてください。
片思いの男性へのアプローチの考え方
好きな男性に振り向いてほしいとき、自分で選べるのは、話しかける内容や気持ちの伝え方です。相手が恋愛感情を持つかどうかまで、自分の行動で決めることはできません。そこで、今の関係に合う言葉で自分を知ってもらい、相手も関わりたいと思っているかを確かめていきましょう。
会う回数や返信を待たせる日数を、相手が好きになる条件として決める必要はありません。話す機会を増やすことだけを目標にせず、相手の話を聞き、自分のことも伝えられるやり取りを考えていきます。
恋愛関係について情報を提供する love is respect は、心地よく受け入れられる扱われ方の範囲を「境界線」と説明し、友人などの関係にも当てはまるとしています。接点がほしくても、居場所や勤務予定を調べて待ち伏せする方法は選ばず、普段自然に会える場で話しかけましょう。わざと嫉妬させたり、好意を試すために体に触れたりするのも避けます。
まだ親しくない相手との会話
ほとんど話したことがない相手なら、仕事や趣味の集まりなど、普段会う場で一緒に見聞きしたことを話題にしてみましょう。挨拶に、自分の感想と短い質問を添えます。
たとえば、勉強会で発表を聞いたあとなら、こんな会話が考えられます。
自分「さっきの発表、最初と最後の図を比べる説明が分かりやすかったです。あの図はご自身で作ったんですか?」
相手「はい。文章だけだと伝わりにくいと思って作りました」
自分「そうだったんですね。違いが見えて、私も話を追いやすかったです」
相手の答えを聞いたら、その内容に応じて自分の感想を返します。「男性にはこの褒め言葉が効く」と覚えるよりも、自分が本当にそう感じたことを言葉にしてみましょう。
もし相手が「このあと予定があるので」と言ったら、「お話ありがとうございました」とそこで終えます。短い返事しかなかった場合も、理由を探って質問を重ねず、その場の会話を切り上げてかまいません。急いでいるのか、話題に関心がないのか、その返事だけでは分からないためです。
最初の会話で、住んでいる場所や恋人の有無まで一度に聞く必要はありません。その後、相手からも質問があり、お互いに話を続けたい様子があれば、少しずつ自分の話もしてみます。
友人として話せる相手への好意の伝え方
友人として日常の話をできるなら、質問や相づちに加えて、自分の好きなことや、一緒に話す楽しさも言葉にしてみましょう。普段よく話す相手でも、あなたの恋愛感情までは知らないかもしれません。
世話を増やしたり、相談事をわざと作ったりして特別な立場を得ようとするより、実際の自分のことを話してみてください。それを知った相手がどう感じるかは、相手に委ねます。
普段メッセージも交わしているなら、毎日の連絡やすぐの返信を自分に課す必要はありません。相手から返信がない間は、新しい話題や催促を重ねず、返信の遅さだけで好きか嫌いかを決めないようにしましょう。連絡の頻度に迷ったら、会って自然に話せるときに「連絡はどのくらいのペースが楽?」と聞き、自分も無理なく続けられるペースを相談してみてください。
自分の好みや関心の伝え方
自分を知ってもらう話は、大きな秘密や特別な経験でなくても十分です。休日に何をしているか、最近何を楽しんだかなど、今の自分が話したいことを選びます。
「休みの日は散歩するのが好きで、この前は川沿いを歩いてきたんだ。休みの日はどんなふうに過ごすのが好き?」という聞き方もあります。先に自分の好みを話してから、相手にも話を向けています。相手が別の過ごし方を挙げても、無理に共通点へ結び付けなくてかまいません。

たとえば相手が料理をすると話し、自分はほとんどしないなら、「私はあまり作らないんだけど、普段は何を作るの?」と、そのまま伝えられます。本当に興味があるなら聞き、知らないことは知っているふりをせずに話してみてください。
服や髪形、趣味も、相手の好みに合わせて変える義務はありません。自分も試したいと思ったことなら選んでよいものの、変えた分だけ交際に応じてもらえるわけではありません。相手が好みそうな人物を演じ続けるより、共通することも違うことも含めて話していきましょう。
一緒に話す楽しさや感謝の伝え方
相手への好意を言葉にしたいときは、実際にしてもらってうれしかったことや、一緒に過ごした時間への感想を伝えられます。
たとえば、仕事で説明を整理してもらったなら、「さっき、手順を順番に説明してくれてありがとう。どこから取りかかるか分かって助かったよ」。趣味の集まりで話したあとなら、「今日、あなたとゆっくり話せて楽しかった。また話したいな」といった伝え方です。
何が助かったのか、どんな時間が楽しかったのかを具体的に添えます。相手の気分を上げるために「すごい」を繰り返す必要はありません。
ただ、感謝や楽しかったという言葉だけでは、自分の恋愛感情を十分に表せないと感じることもあるでしょう。友人のままでいるのがつらい、恋愛の相手として知ってほしいという場合は、好意を一度、直接伝える選択もあります。「友達としてだけでなく、恋愛の相手としても気になっています」と、自分の気持ちを話せます。
気持ちを知らせることと、その場で同じ気持ちを返してもらうことは別です。相手から告白してもらおうと合図を増やしたり、これまでの親切を持ち出して返事を求めたりせず、相手自身の考えを聞きます。
二人で会う誘いと返事への対応
普段から個人的な話をしていて、二人でもう少し話したいと思ったら、その希望を短い誘いにして伝えてみましょう。何を一緒にしたいのかを示し、相手が誘いを受けてから予定の話へ進みます。仕事で必要な連絡先を知っているだけなら、私的な誘いに勝手に使わず、普段話せる場で伝える方法を選んでください。
たとえば、「この前の話の続き、もう少し二人で話したいな。今度、あのカフェでお茶しませんか。気が進まなければ断ってね」と誘えます。長い理由や贈り物を添えて承諾を迫る必要はありません。
love is respect は、相手が受け入れられる範囲が分からないときは尋ねるよう案内しています。誘う場面でも、こちらで相手の希望を決めず、本人がどうしたいかを聞くという考え方を使えます。
誘いを伝えたあとは、次のように対応を分けて考えてみてください。返事の裏にある気持ちを推測する必要はありません。

「いいね、行こう」と返ってきた場合
会うことへの了承を受けてから、都合のよい日を相談します。この返事で分かるのは、その予定に応じる意思があることです。恋愛感情や交際への了承まで含めて受け取らないようにしましょう。
「忙しいから、また今度」と返ってきた場合
「分かった、今回はやめておこう」と区切り、具体的な了承がないまま予定を進めません。本当に忙しいのか、遠回しに断っているのかを、この言葉だけで確定する必要はありません。返信がないときも、別の連絡手段へ移って返事を取りにいかず、予定は決まっていないものとして扱います。
「二人で会うつもりはない」と返ってきた場合
「分かった。伝えてくれてありがとう」と受け止め、同じ誘いを重ねるのはやめます。日時や場所を変えれば応じるはずだと、誘い直さないでください。
相手から話しかけたり誘ったりしてくれることがあっても、それだけで交際や身体接触も了承していると受け取ることはできません。次に望む関わりがあるときは、その内容について本人の意思を確かめます。
断られたときと自分が休みたいとき
交際を望まないと言われたら、相手の気持ちを変えるための働きかけは止めます。「連絡を控えてほしい」という希望も、そのまま受け止めてください。理由を問い詰めたり、別のアカウントで連絡したり、友人に説得を頼んだりする必要はありません。
好きな気持ちがすぐに消えなくても、連絡や誘いを続けるかどうかは分けて考えられます。相手に恋人がいると分かった場合も、現在の交際を尊重し、秘密で会うことや別れることを持ちかけず、恋愛としてのアプローチを控えましょう。相手の別れを待ち続けなくてもかまいません。
また、相手に合わせた返信や世話を無理して続けているなら、自分も関わり方を変えられます。love is respect は、受け入れられる範囲について、誰もがいつでも考えを変える権利を持つと説明しています。これまで平気だったことが、今も同じようにできるとは限りません。
たとえば、夜のやり取りがつらくなったら、「最近、夜は自分の時間を取りたいから、返信は翌日になることがあるよ」と伝える方法があります。相手が追いかけてくるかを試すために黙って返信を遅らせるのではなく、自分がどう過ごしたいかを伝えます。
会う機会や連絡を減らして、恋愛以外の時間を取ることも選べます。相手の返事を尊重することと同じように、自分が続けたい関係や距離も考えてよいのです。
