「話は合うのに、会いたい頻度は少し違う」。自分と気になる相手、あるいは恋人がINFPとENFPで、どう接したらよいか迷っていませんか。

ふたりの相性を考えるときは、共通する感性を楽しみながら、連絡や会うペースの違いを相談していきましょう。この記事では、タイプの共通点と違いを整理し、片思い中の誘い方やLINE、付き合ってからの話し合いの例を紹介します。

INFPとENFPの相性の考え方

INFPとENFPは、性格タイプだけで「相性が良い・悪い」と決められる組み合わせではありません。 想像力や気持ちへの関心といった共通点を会話のきっかけにしながら、会う頻度やひとりで過ごす時間を相談していくことが大切です。

Myers & Briggs Foundationの説明でも、人間関係において最も良い、あるいは成功しやすいタイプの組み合わせはないとされています。似たタイプだから話さなくても分かる、違うタイプだからうまくいかない、とは考えないようにしましょう。

なお、ネットでよく見かける「仲介者」「運動家」などの名称を使う16Personalitiesと、MBTIは別のものです。16Personalities自身も、同じ4文字の表記を使っていても理論が異なると説明しています。この記事では主に16Personalitiesのタイプ説明を手がかりに、恋愛での接し方を考えます。

ふたりの共通点と違い

INFPとENFPは、4文字のうちN・F・Pが共通し、IとEが異なります。ただし、文字が同じでも、好きなものや大切にしたいことまで同じとは限りません。特徴の説明と、目の前の相手の言葉を分けて受け止めましょう。

気持ちや好きなものを語り合う楽しさ

16Personalitiesでは、INFP(仲介者)は想像力や共感、自分の価値観を大切にするタイプとして説明されています。ENFP(運動家)にも想像力や、人との心のつながりを求める特徴が挙げられています。

こうした説明にふたりとも心当たりがあるなら、映画や音楽の感想、これからやってみたいことなどが話題の候補になります。「あの場面、どう感じた?」と聞けば、作品の好みだけでなく、相手が何に心を動かされたのかも知るきっかけになります。

感想が違ったときも、すぐに自分の意見へ引き寄せなくて大丈夫です。「そこが印象に残ったんだね」と受け止めたうえで、自分の感じ方も伝えてみてください。

ひとりの時間と人と過ごす時間

ひとりで落ち着く時間と、話しながら楽しむ時間。どちらが好きか本人に聞いてみよう。

16PersonalitiesのI・Eの説明では、ひとりで過ごすことと、人との交流のどちらで活力を得やすいかという傾向を扱っています。INFPはI、ENFPはEに当たります。

恋愛では、たとえば片方が「もっと一緒に話したい」と思っているときに、もう片方は「今日は静かに過ごしたい」と感じる場面が考えられます。そんなときは、相手の希望を具体的に聞いてみましょう。

「休日は外に出たい日が多い? 家でゆっくりしたい日が多い?」など、答えやすい聞き方で十分です。その日の疲れや予定も含めて、ふたりが心地よく過ごせる形を相談してください。

片思い中の距離の縮め方

まだお互いの好みをよく知らない時期は、タイプの特徴を当てはめるより、相手が答えやすい質問を重ねていきましょう。以下の会話は、LOVETALKが伝え方を考えるために作成した例です。特定の反応や恋愛の結果を保証するものではありません。

共通の話題と気持ちの聞き方

共通の趣味があるなら、知識を試す質問よりも、相手の感じ方に関心を向けてみてください。好きな作品について「どこが好き?」と尋ね、自分の好きなところも話すと、質問だけが続く会話を避けられます。

「その曲、私も好き。どんなときに聴くことが多い?」

共通の趣味がまだ分からない場合は、「最近、ちょっと楽しかったことある?」など身近な話題でも構いません。相手が短く答えたら、無理に深い話を引き出さず、自分の出来事を一つ話してみましょう。

「INFPだから繊細だよね」「ENFPなら人と話すのが好きでしょ」と決めつけるより、本人の言葉から知っていく姿勢を大切にしてください。

断りやすさを残した誘い方

誘うときの会話例。気持ち「また話したいな」、希望「土曜にお茶しない?」、選択肢「別の日でも大丈夫」。

誘うときは、自分の気持ち、具体的な希望、相手が選べる余地を短く伝えてみましょう。日時や内容があると、相手も都合を考えて返事ができます。

「また話したいな。土曜にお茶しない? 別の日でも大丈夫だよ」

長時間の予定に迷っているなら、「午後に1時間くらい」など、提案する時間の長さを添える方法もあります。静かなお店とにぎやかな場所のどちらが好みかは、タイプで決めずに聞いてください。

断られたときに別の日を提案するかどうかも、相手に任せましょう。「今は会うつもりがない」と言われたら、その返事を尊重します。相性の情報を理由に誘い続けることは避けてください。

LINEの頻度と返信待ちの時間

LINEの返信が遅いという事実だけでは、相手の気持ちは分かりません。忙しさや通知の見方など、タイプ以外の事情も考えられます。「INFPだから返信を待てば大丈夫」「ENFPだからすぐ返すはず」と結論を出さないようにしましょう。

連絡のペースが気になるなら、落ち着いて話せるときに希望を確認してみてください。

「LINEは少しずつやり取りするのと、時間があるときにまとめて話すの、どっちが楽?」

自分の希望も「私は夜のほうが返しやすいよ」のように伝えます。連絡の回数を増やすことだけを目標にせず、ふたりが負担なく続けられる形を探してください。

予定の返事が必要な場合は、「予約するので、金曜までに分かったら教えてね。難しければ今回は見送ろう」と、理由と期限を添える方法があります。返事がない間に何度も確認を重ねるより、自分の予定も大切にしましょう。

恋人同士のすれ違いへの向き合い方

付き合ってからの困りごとは、「性格が違うから」で話を終えず、どの場面で、何に困っているのかを言葉にしてみましょう。ここからの会話例も、ふたりで相談するための提案です。

予定が合わないときの相談

一方が休日を一緒に過ごしたくても、もう一方は休息や友人との時間を取りたいことがあります。会うか会わないかだけで迷うときは、日程・過ごし方・時間の長さを分けて相談してみてください。

希望の違い 相談できる案
会いたいけれど、長時間の外出は負担 近所でお茶をして、早めに帰る
一緒に出かけたい場所が違う 今回と次回で、それぞれの希望を選ぶ
会える日が少なく、片方が寂しい 次に会う日を相談し、無理のない範囲で通話も提案する

どの案も、ふたりが納得できる場合の選択肢です。「今日は家で休みたい。でも来週は会いたい」と、今の希望と今後の気持ちを分けて伝えることもできます。一方だけが毎回我慢する形になっていないかも、確かめてみてください。

不満を伝える言葉と話すタイミング

不満を伝えるときは、相手の人格を評価する言葉を避け、起きたこと、自分の気持ち、これからの希望を具体的に話しましょう。The Gottman Instituteも、自分の気持ちや必要としていることを伝え、相手を責める言い方を避けることを勧めています。

たとえば、直前の予定変更に困った場面なら、次のような伝え方が考えられます。

「今日の予定が直前に変わって、私は残念だった。次は変更が分かった時点で教えてほしいな」

「ENFPだから気まぐれ」「INFPだから面倒」とタイプに結びつけず、今回の出来事について話すのがポイントです。続けて「そっちは、どんな事情だった?」と聞き、相手の説明も受け止めましょう。

すぐに言葉が出てこないときは、「少し考えてから話したい。今夜、落ち着いて話せる?」と伝えても構いません。話を中断するときには、いつ再開できるかも相談しておくと、待つ側も予定を立てられます。

INFPとENFPの相性でよくある疑問

A・Tの表記や性別、結婚との相性についても、タイプだけで答えを決めず、何を確かめたいのかを整理しましょう。

AとTの組み合わせ

INFP-AとENFP-Tなど、末尾の記号が気になる人もいるでしょう。A・Tは16Personalitiesが設けている、自信やストレスへの反応に関する尺度で、MBTIには同じ尺度はありません。

この表記だけで、どちらが恋人として優れているかを決めることはできません。不安なときに話を聞いてほしいのか、少しそっとしてほしいのかなど、実際に望む対応を聞く手がかりにとどめましょう。

男女の組み合わせと相性

今回確認した一次情報には、「INFPの男性とENFPの女性のほうが、その逆より相性が良い」といった優劣を示す根拠はありません。

性別やタイプに合わせて、誘う役・支える役を固定する必要もありません。どちらから誘いたいか、気持ちをどんなふうに伝えてほしいかは、その人自身の希望として聞いてみてください。

結婚を考えるときの話し合い

INFPとENFPだから結婚に向く、向かないとは言い切れません。結婚を考えるなら、タイプの一致よりも、ふたりがどんな生活を望むかを具体的に話し合いましょう。

たとえば、お金の使い方、家事の分担、仕事や住む場所、ひとりの時間をどの程度持ちたいかが話題になります。一度に全部決める必要はありません。「休日はどう過ごせると嬉しい?」など、身近な希望から話してみてください。違う答えが出たときに、相談を続けられるかも大切にしたいところです。

ふたりに合う付き合い方

INFPとENFPの相性を考えるときは、似ている部分を楽しみながら、違う部分は言葉にして確かめていきましょう。性格タイプの説明に、相手のすべてが当てはまる必要はありません。

まずは「また話したい」「今日はひとりで休みたい」「予定が変わるときは教えてほしい」など、今の自分に近い希望を一つ伝えてみてください。相手の希望にも耳を傾けながら、ふたりに合う距離感を探していきましょう。