自分と相手が反対側の星座だと知ると、相性が悪いのか、それとも惹かれ合う組合せなのか気になるかもしれません。

対向星座は、12星座の円で向かい合う6組です。占星術には、向かい合う配置でもバランスを取れば協調できるという解釈があります。ただし、この組合せだけで相手の好意や交際の行方を判断することはできません。

この記事では、対向する6組の一覧と、それぞれの占術上のテーマを紹介します。テーマを日常の問いに置き換え、二人の希望を話す材料にしてみましょう。星座の位置関係と、天体が180度で向かい合う「オポジション」の違いも整理します。

対向星座の6組と相性の読み方

対向星座は、12星座を円形に並べたとき、向かい側に位置する星座の組合せです。次の6組があります。

一方の星座 対向する星座
牡羊座 天秤座
牡牛座 蠍座
双子座 射手座
蟹座 山羊座
獅子座 水瓶座
乙女座 魚座

西洋占星術で使う12星座の区画を「サイン」と呼びます。星占堂のアスペクトの説明によると、黄道を360度の円として扱い、30度ずつ12のサインに分けます。対向するのは、円の半分に当たる6区画先のサイン。牡羊座から牡牛座、双子座と順に6区画進むと、天秤座になります。

牡羊座と天秤座が円の向かい側にある、対向するサインの位置関係を示した例。

関連する用語が、オポジションです。アカデメイア・カレッジの占い用語集(コトバンク掲載)では、オポジションを二つの天体が180度で向かい合う配置と説明しています。同用語集には、対面する配置でも、バランスを取ることで協調できるという占術上の解釈があります。

占星術大辞典のオポジション解説では、相性チャートにオポジションが多い二人について、異なる視点に惹かれ合う一方、意見や価値観の違いが衝突にもなるという読み方を紹介しています。これは同サイトが示す占術上の解釈であり、実際の二人の好意や性格を確かめた説明ではありません。サインが対向するというだけで、この解釈をそのまま当てはめることもできません。

反対側にあるという言葉だけで、悪い相性と受け止める必要はありません。必ず惹かれ合う、結婚に向くといった答えも、この一覧からは出せません。相手のどんなところに魅力を感じ、どこで希望が食い違うのかは、実際の二人に即して考えてみましょう。

一覧が示すサイン同士の位置関係と、二人の天体の正確な角度の違いは、6組のテーマを見たあとで説明します。

6組のテーマと二人で話せること

Tarot Academyのオポジション解説では、対向する6組を、それぞれ二つのテーマで表しています。ここではその占術上の解釈を紹介し、二人で話すならどんな問いにできるかを考えます。

テーマを読むときは、自分にはなかった見方のどこに魅力を感じるのか、実際に決めるときに何を譲れないのかを、分けて考えてみましょう。同じ話題への関心があっても、選ぶ際に優先することまで同じとは限りません。双子座と射手座の節では、この違いを旅行の計画に置き換えて説明します。

以下の場面や問いかけは、テーマを日常の相談へ置き換えるために作った架空例です。実際の相談事例や、星座別の行動予測ではありません。たとえば「自己と他者」というテーマで、一方の星座を自分の希望を主張する人、もう一方を相手に合わせる人と決めつけるものではありません。自分の希望を伝えることも相手に合わせることも、二人のどちらにも関わる話として読んでください。

牡羊座と天秤座

この組のテーマは、自己と他者。自分はどうしたいのかという視点と、相手を含めてどう決めるのかという視点です。

たとえば、デートで行きたい場所があるとき。「私はこのお店に行ってみたい。あなたは何をしたい?」と、自分の希望を伝えたうえで相手に尋ねる会話にできます。相手も同じ店を希望するかもしれませんし、別の場所を提案するかもしれません。

希望が違ったら、行き先に加えて決め方も相談の対象に。「今回はどちらかの希望に合わせる? それとも別の候補を探す?」と尋ねれば、自分の希望を持つことと、二人で決めることの両方を扱えます。

牡牛座と蠍座

Tarot Academyが挙げるのは、所有と手放しというテーマです。恋愛の話に置き換えるなら、自分のものとして守りたい範囲と、二人のために変えてもよい範囲を考える材料になります。

休日の過ごし方を例にしてみましょう。「一緒にいる時間を増やしたい」という希望と、「一人で趣味に使う時間も残したい」という希望があるとします。すべての休日を一緒に過ごすか、別々に過ごすかの二択にする必要はありません。「土曜の午後は自分の時間にして、夜から会うのはどう?」という案も出せます。

一人の時間をどこまで共有するか、持ち物を貸してもよいかは、本人に尋ねたいこと。手放しという言葉を理由に、大切なものや時間を差し出すよう求める使い方は避けましょう。

双子座と射手座

この組は、事実と意味。日常の相談に置き換えるなら、今分かっている情報を確かめ、そのうえで何を望むかを話すことにつなげられます。

旅行を計画する架空の場面を考えてみます。一人が日程や予算、移動時間を調べ、もう一人が「初めての場所を歩いてみたい」と行き先を提案したとします。相手が調べた情報を見て「この条件なら行けそう」と頼もしく感じたり、自分では思いつかなかった行き先に「そんな旅も面白そう」と魅力を感じたりする場面です。

ところが、候補を一つに絞る段階では、日帰りで予算内に収めたいという希望と、時間や費用をかけても初めての場所へ行きたいという希望が食い違ったとします。提案そのものは魅力的でも、実際に決める際には、条件を守ることと旅でかなえたいことのどちらを優先するかで意見が分かれるわけです。

そこで、「日帰りと予算は変えずに決めたい。初めての場所に行くなら、どこなら楽しめそう?」と尋ねる会話にできます。日程や予算のどの条件なら変えられるのか、その旅行で何を楽しみたいのかを具体的に話す例です。

蟹座と山羊座

テーマの家庭と社会は、私生活で大切にしたいことと、仕事など外で担っていることを、どう両立させるかという話題につなげられます。家庭を大切にする人と仕事を優先する人、という役割分担を星座で決めるものではありません。

会う約束の日に仕事の用事が入った、という場面を考えてみます。「仕事と私のどちらが大事?」と選択を迫る前に、用事の時間や、変更できる予定があるかを尋ねる方法があります。

たとえば、「夕方には終わりそう? 難しければ日曜の昼に会いたい」と提案する会話です。会いたい気持ちを伝えつつ、二人で予定を調整する話へ進めます。

獅子座と水瓶座

個と全体というテーマは、一人の希望と、その場に関わる人たちの希望をどう扱うかという問いになります。

二人の記念日に、友人たちとの集まりにも誘われたとします。二人だけで祝いたい気持ちも、みんなに会いたい気持ちも、話し合う内容です。「私は記念日は二人で過ごしたい。友人との集まりには別の日に参加できそう?」と、自分が望む時間を具体的に伝える案があります。

同じ日に両方の予定を入れるなら、「何時から二人の時間にする?」まで相談してみましょう。誰と過ごすかだけでなく、どの時間を大切にしたいかも確かめる会話にできます。

乙女座と魚座

この組に挙げられるのは、規律と慈悲です。規律はルールを決めて守ること、慈悲は相手の事情を思いやること、と日常の言葉に置き換えてみましょう。

たとえば、待ち合わせに遅れそうなときの連絡。「遅れると分かった時点で教えてほしい」と決めることと、急な事情が起きた際に予定を変えることは、両方相談できます。

「遅れそうなら一言もらえると助かる。到着が遅くなるなら、食事の場所を変える?」という問いなら、守ってほしいことと、その場で調整できることを分けて話せます。配慮するために、困っていることを黙って受け入れる必要はありません。どこまでなら変更できるかも伝えてよいのです。

対向する星座と天体の角度の違い

太陽星座が対向する組合せでも、二人の太陽が正確に180度離れているとは限りません。各サインには30度の幅があり、その中のどこに天体があるかによって、実際の角度が変わるためです。牡羊座と天秤座という星座名だけでは、それぞれの区画内の位置までは分かりません。

星占堂の方式説明では、自サイトの星座相性は星座単位で数え、個人のホロスコープでは天体同士の正確な度数差と許容する幅を確認すると説明しています。この許容する幅が、オーブです。180度から少しずれていてもオポジションに含めるかどうかを、その方式のオーブに照らして判断します。占星術大辞典によると、オーブの取り方には流派による違いがあります。

別のサイトと判定が違ったら、良い結果と悪い結果のどちらを信じるかを急いで決めず、まず説明欄で次を照合してみてください。

判定サイトを比べる際に、比較する天体と実際の度数、許容幅のオーブを確認する図。

  • 星座の組合せを見ているのか、天体の実際の角度を見ているのか
  • 自分と相手の、どの天体を比べているのか
  • 天体の度数と、採用しているオーブが示されているか

たとえば太陽同士、月同士、自分の太陽と相手の月では、比べる対象が違います。それぞれの結果を分けて読みましょう。月星座を含めた相性の見方を知りたい方は、太陽星座と月星座の相性を扱う記事も参考にしてください。

このページの6組一覧は、個人のホロスコープを計算した鑑定結果ではありません。比較先の方式や対象が分からなければ、同じ条件で出た判定かどうかも判断できません。

恋愛のすれ違いを相談するときの確認点

テーマの説明を読んで思い当たることがあったら、星座名をいったん離して、今起きていることを話してみましょう。相談するときは、自分の希望、相手に聞きたいこと、変えられる条件を分けて考えてみてください。

会いたい日が違う場合の、架空の会話を挙げます。

「私は土曜に会いたいと思っているんだけど、都合はどう?」

「土曜は休みたい。日曜の午後なら会えるよ」

「分かった。日曜なら私も午後は空いているから、その時間にしよう」

この例では、相手の返事を受けて、双方が空いている時間に変えています。もし相手が「今週は会うのが難しい」と答えたら、その断りも尊重してください。対向星座だから会えばうまくいくはず、と意向を押し切る理由にはできません。

連絡の頻度が気になるなら、望む回数や、返事を待てる時間を話題に。予定の決め方なら、いつまでに決めたいかを本人に尋ねてみましょう。ここで紹介した会話は、関係が良くなる効果を保証するものではなく、二人の希望を言葉にするための提案です。

対向とは別の分類も知りたい方には、火・地・風・水から星座の相性を考える記事があります。占いの解釈を読む際も、目の前の相手が伝えてくれた希望や返事を大切にしてください。