好きな人に彼女がいると分かったら、LINEを送ってよいのか、相手からの連絡にどう返すか迷うこともあるでしょう。必要な用件はその内容を伝え、雑談や相談には自分が無理なく応じられる範囲で返す、と分けて考えてみてください。好きな気持ちがあっても、つらければ私的な連絡を休めます。

この記事では、用件を送る文、普通の雑談や親しげな言葉への返事、恋人の相談を断る文、距離を置くときの伝え方を扱います。文面や場面はすべて、成人同士を想定して編集部が作成した架空の例です。実際の関係や自分の希望に合う言葉へ置き換えてください。

好きな人に彼女がいるときのLINEの考え方

彼女がいると分かった相手に、友人や仕事仲間として連絡する場面はあります。送るか迷ったら、何を伝えたいのか、返事をもらってどうしたいのかを考えてみてください。

借りた物を返す用件があり、同時にもっと話したいと思うこともあるでしょう。その場合も、返却の確認と、恋愛関係へ進みたくて続ける会話は分けられます。用件を伝えたあとまで話を広げるかは、自分が無理なく友人として話せるかを基に考えてみましょう。好きな気持ちがあるままでも、どこまでやり取りするかは選べます。

恋愛関係について情報を提供するlove is respectは、境界線を心地よい関わり方や扱われ方を定めるものとし、友人や恋人など、さまざまな関係に当てはまると説明しています。この記事では、その考え方を踏まえ、相手の返信だけを基準にせず、自分が無理なく続けられる連絡の範囲も考えることを提案します。

親しげな返事が来ても、それだけで今の交際が終わったことや、あなたとの交際が決まったことにはなりません。うれしい気持ちと、現在の関係は分けて受け止めましょう。彼氏がいる相手へのLINEでも、相手の今の関係と、双方が望むやり取りを尊重する点は同じです。

友人として送るLINEと返事の文面

友人として連絡を取りたいときは、今ある用件や、実際に共有した話題をそのまま言葉にします。会話を増やすために用件を作る必要はありません。

たとえば、本を借りていて、次に会うときに返す約束がある場合は、次のように送れます。

借りていた本を返したいです。次の集まりに持って行っても大丈夫?

この例は、実際に本の貸し借りがある場合のものです。自分の用件に置き換え、相手に尋ねたい内容が伝わる文にします。返却についての質問があるので、「返信はいらないよ」とは添えず、何を確認したいのかが分かる文にします。返事が来たら受け渡しの確認を済ませましょう。相手から連絡を控えてほしいと言われているなら、用件に必要な範囲にとどめ、雑談を再開する口実にはしないでください。

普段から趣味の話をする友人なら、その話題の情報を送る選択もあります。前に展覧会の話をした相手へ「前に話した展覧会、来月から始まるそうです」と伝えるように、実際に話した内容を基にします。情報を送ったあと、返事がないからと続けて話しかけたり、別のSNSへ追いかけたりせず、相手が話を終える余地を残します。

相手から普通の雑談が来たときも、返事の範囲を選べます。ここでは、以前一緒に話題にした映画について、相手から「この前話してた映画を観たよ。最後の場面がよかった」と届いた場面を考えてみましょう。

自分もその映画を観ていて、友人として話を続けたいなら、感想を返せます。聞きたいことがあれば、次のように質問を添えてもよいでしょう。

私もあの場面が好き。音楽が入るところが印象に残ったよ。ほかに気になった場面はあった?

今は会話を続けたくないなら、感想を受け取るだけでも構いません。

観たんだね。感想を教えてくれてありがとう。

同じ雑談への返事でも、そのとき自分がどこまで話したいかで文面は変えられます。毎回質問を付けて話を広げる必要はありません。日々の報告や夜中のやり取りが続くようになった場合も、無理をして応じなくてよいのです。

雑談への返事で、話を続けたいときと短く受け取りたいときを分ける図。

「もっと二人で話したい」など親しげな言葉が来て、うれしいけれど今は友人の範囲にしたいなら、その希望を伝える返事にできます。

話せるのはうれしいけれど、今は友人としてのやり取りにしたい。

恋愛感情がないと偽らず、今選びたい関わり方を言葉にする例です。この返事で相手の反応が決まるわけではなく、会話が続いても、今の交際が終わったことや新しい交際の承諾にはなりません。普通の雑談には応じたいけれど、恋人の相談や秘密の誘いには応じたくない、という分け方もできます。

恋人の相談や秘密の誘いへの返し方

彼女への不満や悩みを送られても、相談を聞き続けなくてよいのです。相手が話したいかに加えて、自分がその話を聞きたいか、聞いたあとにつらくならないかも考えてください。

恋人の愚痴は、相手が別れると決めたことや、あなたと付き合いたいことの証明にはなりません。相談を聞くうちに期待が膨らんで苦しくなるなら、次のように自分の事情と希望を伝えられます。

その話を聞くと、私は気持ちの整理が難しくなるので、恋人の相談はしばらく聞かないでおきたい。

相談を聞きたいと思い、つらくならずに聞ける範囲があるなら、その範囲にとどめても構いません。相手の恋人を悪く言い、「私ならもっと大切にする」と比較して自分を選ばせようとすると、相談に答えることと、自分の交際希望を伝えることが混ざってしまいます。二人が交際を続けるかどうかは当人たちの判断で、相談を受けたあなたが結論を出す必要はありません。

「彼女には内緒で会おう」「このトークは消して」など、秘密にすることを求められたときは、応じたくないという返事だけで十分です。

秘密にすることを条件にしたやり取りはしたくありません。

相手に別れを迫ったり、恋人へ知らせると言って従わせたりせず、自分はその条件ではやり取りしないと伝えます。断ったあとに追いかけてくるかを試すための文面にする必要もありません。相談や誘いを断ってもやり取り自体が負担なら、私的な連絡を休むことも考えられます。

LINEを休みたいときの伝え方

友人としてやり取りを続けてきても、今つらいなら距離を変えて構いません。love is respectも、誰でも境界線について考えを変える権利があると説明しています。その考え方を踏まえ、LINEでも今の自分が続けられる範囲を考えてみましょう。以前は毎日返したり、恋人の相談を聞いたりしていても、今は休みたいと伝えて構いません。

私的なLINEを休むと決めたら、自分の状況と、これからの連絡の範囲を短く伝えられます。

今は気持ちを整理したいので、しばらく私的なLINEは休みます。

私的なLINEを休むという自分の希望を伝える文面の図。

仕事上の連絡もある相手なら、実際に使っている仕事の連絡先について「仕事の用件は、いつもの連絡先へお願いします」と添える方法もあります。仕事関係のない友人なら、その一文は不要です。

休む理由をすべて説明したり、この機会に告白したりしなくても大丈夫です。相手に「いつまでに別れて」と期限を示すのではなく、自分が私的な連絡を休むことを伝えます。

返信を休む期間も、相手の反応を引き出すための待ち時間にはしないでください。何日で追いかけてくるかを数えず、LINEを気にせず過ごす時間を自分のために使ってみてください。反対に、相手から連絡を止めてほしいと言われた場合は、気持ちを説明するメッセージを重ねず、連絡を止めます。

返信の表示と今後の距離

送ったあとに既読が付くか、いつ返ってくるかが気になっても、画面の表示から相手の気持ちを決めることはできません。

LINE公式ヘルプは、既読を閲覧の目安としています。端末によっては通知を受け取った時点で既読と判定され、実際に閲覧したとは限りません。また、メッセージに表示される時刻は、自分が送信した時刻であり、相手が確認した時刻ではありません。

そのため、表示だけを見て「今は彼女といる」「私を優先してくれた」と解釈するのは避けましょう。返事が来た場合も、書かれていない交際の約束まで読み取ろうとせず、伝えられた内容として受け止めましょう。

相手から「彼女とは別れるつもり」と言われても、その言葉を前提に自分の予定を止めたり、待ち続けると約束したりしなくてよいのです。実際に交際が終わったとしても、あなたとの交際が自動的に決まるわけではありません。関係を進めたいと思ったら、その時点でお互いに交際を望んでいるかを、改めて話す必要があります。確かめるために相手の端末を見たり、恋人のSNSや友人から情報を探ったりすることは勧めません。

今、友人としてのLINEを続けたいなら、楽しめる話題や無理のない範囲で話す。返信のたびに苦しくなるなら、回数を減らすか休む。その選択に、相手が別れる見込みや既読の速さを条件にする必要はありません。「自分はどんなやり取りなら続けたいか」を基に、今の距離を決めてみてください。