自分や気になる相手が牡牛座AB型なら、相性がよいとされる星座や血液型、その理由を知りたくなるかもしれません。占い記事には蟹座AB型を挙げるものもあれば、牡牛座AB型男性を対象に別の候補を示すものもあります。
この記事では、媒体ごとの候補と理由を、男性向けか女性向けか、相手の星座まで指定しているかといった条件とともに紹介します。そのうえで、一人で過ごす時間や連絡について、本人の希望を聞いたり、自分の希望を伝えたりする言い方を考えます。
牡牛座AB型と相性のよい相手の候補
micaneの牡牛座AB型の記事では、相性のよい相手に蟹座AB型を挙げています。似ている部分があり、互いに踏み込まれたくない範囲を理解し合える、という占い上の解釈です。
一方、マイナビウーマンの記事が紹介しているのは、牡牛座AB型男性と相性のよい女性です。候補と理由は、次のように示されています。
- 蠍座A型女性は、落ち着きのある関係につながる相手として挙げられています。
- 山羊座B型女性については、堅実なところに牡牛座AB型男性が安心する、という説明です。
- 蟹座O型女性については、その大胆な一面に惹かれるという見方が示されています。
蟹座AB型と蟹座O型の両方が出てきますが、別の媒体が、それぞれの条件で挙げた候補です。これらを一つの共通ランキングとして並べ直したり、どちらかだけが正しいと決めたりすることはできません。
候補の理由を読んで気になったのは、安心できることなのか、互いの領域を尊重できることなのか。その点を、本人に聞いてみたいことへつなげてみましょう。たとえば、互いに干渉しすぎず付き合えそうだと思っても、何を話したくないかまで、言わずに通じるとは限りません。
相手の星座や血液型の指定による違い
相手の血液型だけを挙げる記事もあります。星座と血液型を組み合わせた候補とは、指定している条件が違います。ノクティアの牡牛座AB型ページは、ベストマッチ血液型としてAB型・B型・O型を表示していますが、相手の星座は指定していません。
ここにあるB型を山羊座B型、O型を蟹座O型という意味に読み替えることはできません。また、この欄にA型がないからといって、A型の人とは合わないと判断する根拠にもなりません。あくまで、同媒体が占いとして挙げている血液型です。
相手候補の紹介と、牡牛座AB型本人の恋愛傾向の説明も分けて読みましょう。ORICON elthaの掲載記事では、牡牛座AB型女性について、一人で過ごす時間を必要とすることや、少しずつ関係を深めたいという描写があります。これは相性のよい相手の順位を示したものではありません。
男性と相性のよい女性として挙げられた候補を、そのまま牡牛座AB型女性の相手候補に当てはめることもできません。また、女性向けの恋愛傾向の説明から、目の前の相手の気持ちが分かるわけではありません。どんな付き合い方を望んでいるかは、本人に聞いてみましょう。
一人の時間と連絡の希望の伝え方
一人で過ごしたいという描写に心当たりがあれば、自分に必要な時間と、その間の連絡について話すきっかけにできます。相手が牡牛座AB型の場合も、返事がない理由を血液型や星座で決めず、本人がどう過ごしたいのかを聞いてみましょう。
恋人関係について情報を提供するlove is respectは、自分が心地よくいられる範囲や、他者にどう扱ってほしいかを定めるものを「境界線」と説明しています。恋人だけでなく、友人や家族との関係にも当てはまる考え方です。
たとえば一人の時間が欲しいとき、今夜だけ静かに過ごしたいのか、しばらく連絡を減らしたいのかでは、相談する内容が違います。「一人になりたい」だけで伝え切れない場合は、次に連絡する目安や、急な用事があるときの連絡方法も話題にできます。
以下は、編集部が作成した架空の言い方の例です。実際の相談事例や、相手の反応を予測した会話ではありません。
一人で過ごしたい側が、連絡の目安を相談する場合。
今日は一人でゆっくり過ごしたいんだ。明日の夜にまた連絡する形でも大丈夫かな。急ぎの用事があるときは、どう連絡するかも相談したい。

返事を待つ側が、自分に必要な連絡を伝える場合。
一人で過ごしたい時間は大切にしたい。私は連絡がないままだと心配になるので、しばらく返事をしないときは、ひと言と次に話せそうな目安を教えてほしい。どこまでなら無理なくできそうかな。
「明日の夜」は例なので、守れそうな目安に置き換えてください。まだ分からないなら、分からないことも含めて相談できます。会う頻度についても、少しずつ関係を深めたいのか、もう少し会う時間を増やしたいのか、双方の希望を出してみましょう。
一人の時間を望むことと、相手にいつまでも連絡を待ってもらうことは別です。待つ側にも、予定を決めたい、必要な連絡は欲しいという希望があります。どちらか一人が我慢する約束にせず、双方が無理なく応じられる範囲を相談してみてください。

星座と血液型だけで判断できない相性
ここまでの候補や恋愛描写は、占いとして紹介されている見方です。本人の性格や交際の行方を、星座と血液型から確定できるわけではありません。
血液型と性格については、縄田健悟氏による2014年の研究の公開抄録に、日本と米国の計1万人を超える社会調査データを二次分析した結果が示されています。調べた68項目のうち65項目では血液型による統計的に有意な差がなく、性格のばらつきのうち血液型で説明できる割合は0.3%未満とされています。
この0.3%は占いの的中率ではありません。また、研究が扱ったのは血液型と性格の関係であり、星座と血液型を組み合わせた相性や、交際がうまくいくかどうかを検証したものでもありません。
占星術についても、The Planetary Societyは、天文学と区別したうえで、科学的根拠がないと説明しています。
占いの候補に相手が入っていても、それだけで好意や将来は分かりません。候補にいなくても、合わない相手と決める必要はないでしょう。安心できる関係がよいのか、一人の時間をどのくらい持ちたいのか、連絡はどう取りたいのか。相性の理由として気になった点を、実際の二人の希望について話す問いに変えてみてください。
