好きな人にLINEを送りたいものの、何を話すか迷っているなら、以前の会話や一緒に経験した出来事を振り返ってみましょう。相手が話してくれた好きなものや共通の体験から一つ選び、自分の感想を添える方法があります。届いたLINEへの返事なら、まず相手の質問や言葉に答えます。

この記事では、今の関係に合わせた話題の選び方と、お礼や謝罪への返事、話題がない日の終え方を紹介します。文例はすべて説明のための仮の例です。実際の会話と自分の気持ちに合わせて書き換えてください。聞きたいことや必要な用件がなければ、会話を続けるために質問を作る必要はありません。

好きな人へのLINEの内容の決め方

送る内容は、相手との関係と、これまでに話したことをもとに考えましょう。初めて個別に連絡する相手なら名乗りとお礼を、普段から話す相手なら以前の会話に関係する感想や、本当に聞きたいことを一つ選べます。

初めて個別に送る相手への一通

本人と連絡先を交換し、初めて個別に送るなら、名前と会った場面、お礼を伝える文面を考えます。交流会で話した後なら、次のように書けます。

今日の交流会で隣に座っていた○○です。旅行の話を聞かせてくれて、ありがとうございました。

名乗りと、その場で聞いた話へのお礼を伝えています。ほかに聞きたいことがなければ、この一通で終えて構いません。

友人から連絡先を教えてもらった場合は、本人が個別に連絡されることを了承しているかを確かめてください。連絡してよいか分からない状態なら、紹介した人を通じて確認してからにしましょう。

普段話す相手への会話の続き

普段から話している相手には、以前の会話に関係する出来事を伝える方法があります。話していた映画を実際に見た、紹介された店の近くを通ったという場合なら、次のように書けます。

前に話していた映画、見てみたよ。

おすすめしてくれた店の近くを通ったよ。

映画なら印象に残った場面を、店なら気になったメニューを添えることもできます。見ていない映画を見たと言うなど、連絡のために出来事を作らず、今の自分に合う内容へ置き換えてください。

学校や職場で話す関係でも、業務連絡が届いたという理由だけで相手に恋愛的な好意があると判断しないようにしましょう。仕事の確認には用件への返事をし、私的な話題は普段のやり取りを踏まえて考えます。

話題の種類に合わせた送り文の例

話題の候補は、一緒に経験した出来事、相手が教えてくれた好きなもの、自分の近況に分けて考えられます。実際の会話に合うものを選び、伝えたい感想や聞きたいことを文面にしましょう。

共通体験・相手が話した好きなもの・普段話す関係での近況から一つ選び感想を添える図

一緒に経験した出来事への感想

一緒に参加したイベントや授業などがあれば、自分が印象に残ったことを伝えられます。同じ展示を見た場合なら、次のように書けます。

今日の展示、最後の部屋の写真が印象に残ったよ。あの色の組み合わせが好きだった。

相手の感想も知りたいなら、「どの作品が気になった?」と添えてもよいでしょう。伝えたい感想だけなら、質問を付けなくても構いません。

授業や仕事の用件を使う場合は、すでに知っていることを知らないふりで尋ねる必要はありません。確認が必要な内容は用件として書き、伝えたい感想があるなら別に添えましょう。

相手が教えてくれた作品や店の話

相手が好きだと話していた作品や、おすすめしてくれた店も、話題の候補になります。以前から作品の話をする関係なら、次のような質問も考えられます。

最近見てよかったものある?

映画やドラマなど、これまで話していた内容に合わせて聞く対象を決めてください。自分にも最近見た作品があるなら、「私は○○を見たよ。最後の場面が印象に残った」と感想を添えられます。

相手が紹介してくれた店へ行こうと考えていて、おすすめのメニューを知りたいなら、次のように聞けます。

前に言っていた店でおすすめはどれ?

「週末に行ってみようと思っている」と自分の予定を添えてもよいでしょう。質問は本当に知りたいことに合わせ、詳しくない作品や料理について知っているふりをしないようにします。

自分の近況を伝える文面

互いに日常の出来事を話す関係なら、自分の最近の出来事と感想を送る方法もあります。散歩の話を普段からする相手には、次のように書けます。

今日、久しぶりに川沿いを歩いたよ。涼しくて気持ちよかった。

近況を伝えるだけなら、相手の予定を聞くところまで続けなくても構いません。

普段から休日の過ごし方を話し、相手も次の休みについて話していたなら、「今度の休みはゆっくりできそう?」という質問も候補になります。初めて連絡する相手へ予定を尋ねるための定型文にはせず、休日の話をしていない関係なら別の話題を選びましょう。

届いたLINEの内容への返し方

返事に迷ったときは、新しい話題を探す前に、相手が何を伝えているかを読みましょう。質問があれば先に答え、近況ならその出来事について自分が思ったことを返します。お礼と謝罪も、届いた言葉に合わせて返事を考えます。

和歌山県の恋愛関係の啓発資料では、相手の話を否定せずに聴き合うことを勧めています。同時に、自分の思いを安心して言え、意見が違ったり「NO」を言ったりしてよい関係も勧めています。相手の話に触れることと、すべての意見に賛成することは分けて考えましょう。

質問や近況に応じる一往復

相手の質問に答えたうえで、届いた近況にも触れる文面を考えます。

相手「週末は何してた? 私は初めてパンを焼いてみたよ」

自分「私は家で映画を見てたよ。パンを焼いたんだね。私も焼きたてのパンが好き」

返事の前半は「週末は何してた?」への回答で、後半はパンを焼いたという近況への反応です。パン作りについて実際に知りたいことがあれば、「何のパンを作ったの?」と聞くこともできます。

相手の話を受け止めるために、経験や好みを合わせる必要はありません。パンが好きでないなら、その文を使わず、自分が思ったことに置き換えましょう。

ありがとうを受け取ったときの返事

相手から感謝されたら、そのお礼を受け取ったことを返します。貸した本についてお礼が届いた場合なら、次のように書けます。

本を貸したお礼に、どういたしましてと自分もうれしい気持ちを返す仮の一往復

相手「本を貸してくれてありがとう。面白かったよ」

自分「どういたしまして。読んでくれて、私もうれしい」

読んでもらえてうれしかったなら、その気持ちを添えられます。特に伝えたいことがなければ、「どういたしまして」だけでもお礼への返事として完結します。

お礼を受け取るたびに、新しい質問や次の誘いへつなげなくて大丈夫です。ただし、同じメッセージにまだ答えていない質問があれば、その質問にも返事をしましょう。

謝られたときの気持ちの伝え方

返信が遅れたことなどを謝られたら、自分が実際に困ったことがあるかを踏まえて返します。特に困っていない場合は、次のように書けます。

相手「返事が遅くなってごめんね」

自分「大丈夫だよ。返事をくれてありがとう」

返信を待っていて必要な予定を決められなかったなら、無理に「大丈夫」と言う必要はありません。何に困ったのかと、今確認したいことを伝えましょう。

明日の集合時間を決めたかったので、返事を待っていたよ。何時なら行けそう?

この例では、返事を待っていた理由を伝えたうえで、集合時間の確認をしています。相手の事情を分かったことにしたり、自分の気持ちを隠してすべて受け入れたりする必要はありません。

会った後に送るお礼と誘いの文例

会った後のLINEは、その日の感謝を伝える文面と、次の予定を提案する文面を分けて考えましょう。お礼は、その日の出来事への感謝だけで完結できます。

次に会いたいという希望がある場合は、お礼に加えて何をしたいのかを提案できます。相手の了承を得る前に、二人の予定が決まったものとして書かないようにしましょう。

楽しかった場面を添えるお礼

会って楽しかったことを伝えるなら、実際に印象に残った場面を一つ添えてみましょう。一緒に食事をして旅行の話をした場合なら、次のように書けます。

今日は一緒にご飯を食べてくれてありがとう。旅行の話を聞けて楽しかったよ。

行っていない場所やしていない会話を加えず、その日の出来事に合わせて書き換えてください。お礼だけを伝えたいなら、この一通で終えて構いません。長い返事や次の誘いを求める言葉は添えず、その日の感謝を伝えます。

相手が断れる誘いの伝え方

次に会いたいなら、したいことと日時の候補を示します。以前に展示の話をしていて、一緒に行きたい場合なら、次のように書けます。

この前話していた展示に、一緒に行けたらと思っているよ。土曜の午後はどうかな? 都合が合わなければ今回は見送ろう。

自分の希望と日時の候補を伝え、まだ決定していない提案として書いています。実際に候補にできる日へ置き換えてください。

相手が断ったら、理由を問い詰めたり、断ったことへの不満を重ねたりせず、断る意思を尊重しましょう。「今回はやめておく」と言われた場合は、「分かったよ」と受け取り、別の日程を続けて迫らないようにします。

短い返事や未返信から考える次の連絡

短い返事が届いたら、まだ答える必要のある質問や、残っている用件があるかを確認しましょう。返事がない場合は、雑談への未返信なのか、期限のある用件が残っているのかを分けて考えます。

一度の短文や未返信だけで、相手の好意や忙しさを確定しないようにしてください。理由が分からないまま気持ちを推測するより、今のやり取りで必要な対応を考えましょう。

短い返事が届いたときの対応

返事が短くても、自分が聞いたことへの回答なら、その内容に触れて返せます。映画を見たか尋ねた場合なら、次のように書けます。

相手「見たよ」

自分「見たんだね。私は最後の場面が好きだったよ」

相手の回答に自分の感想を添えた例です。相手の感想を本当に聞きたい場合は尋ねてもよいですが、用件が済んでいれば、短い返事を長くさせるために質問を重ねなくて構いません。

自分からしか会話を始めず、相手から質問や新しい話題がない状態が続くなら、自分から送る頻度を下げる選択もできます。これは自分の連絡の仕方を見直す判断であり、相手の内心を決めつけるための基準ではありません。

返事がないときの用件の確認

雑談への返事がまだないなら、返信の催促や別の話題を重ねず、いったん待ちましょう。既読や未読の状態だけから、相手が返さない理由を決めつけないようにします。

待ち合わせなど、決める必要のある用件に期限がある場合は、何をいつまでに確認したいのかを書きます。店の予約をする必要がある場合なら、次のように書けます。

明日の食事について、今日18時までに店へ人数を伝える必要があるので、参加できるか教えてほしいです。

この時間は、例の予約に必要な期限です。雑談への返信を求める共通の待ち時間にはせず、実際の用件と期限に合わせてください。

何日待ったか、何回送り直したかを恋愛感情の判断基準にはしません。相手から「連絡しないでほしい」と伝えられている場合は、その意思を尊重し、連絡を止めましょう。

話題がない日の会話の終え方

用件が済み、まだ答えていない質問もなければ、新しい話題を作らずに会話を区切れます。相手の「了解」やお礼への一言、スタンプでやり取りが完結した場合は、そこから話を広げる必要はありません。

おすすめを教えてもらった後なら、次のようなお礼を使えます。

教えてくれてありがとう。

同じ分野のおすすめを今後も知りたいなら、次の一言も候補になります。

またおすすめがあったら聞かせて。

後者は、今すぐ新しいおすすめを送ってほしいという要求として使う文例ではありません。今後も教えてもらいたい気持ちがなければ、お礼だけにしましょう。

好きな人とのLINEを毎日続ける義務はありません。今日は話題がなければ送らず、また一緒に経験したことや伝えたい感想ができたときに、内容を考えても構いません。

送信前に確かめる話題と個人情報

送信前には、本人が話していない私的な事情をむやみに尋ねていないかを見直しましょう。過去の恋人、収入、家族の事情、居場所などは、親しくなりたいという理由で詳しく聞く必要はありません。相手が答えを濁したり、話題を変えたりした内容は掘り下げないようにします。

和歌山県の啓発資料も、恋人の間でもプライバシーを大切にすることを案内しています。交際しているから何でも知るべきだと考えず、話したくないという相手の意思も尊重しましょう。

共通の知人の秘密や悪口を話題にすることも避けてください。写真を添えるなら、写っている人や住所などの情報を相手へ送ってよいかを確かめ、許可を確認できないものは送らないようにしましょう。

最後に、文面が実際にあった出来事と自分の気持ちに合っているかを読み返します。返事を急がせたり、答えたくない内容まで求めたりしていないかも確認したうえで、今伝えたい内容を送りましょう。

気になるテーマから読む

LINEの場面別の相談 (8記事)